働く
2019.1.31

本業以外からインスパイアされるパラレルキャリアのすすめ

(写真=mantinov/Shutterstock.com)
(写真=mantinov/Shutterstock.com)
人生が100年続くといわれる中、企業にとらわれない生き方として注目を集めているのが「パラレルキャリア」です。パラレルキャリアの定義や注目されている理由を確認したうえで、どのようにパラレルキャリアを始めたらいいかを考えていきましょう。

パラレルキャリアの定義と重要性

パラレルキャリアとは、本業のキャリアとは別のキャリアを築くことを指します。「プロフェッショナルな働き方 フリーランス白書 2018」(厚生労働省,2018年)によると、パラレルキャリアの定義には、副業や兼業に加えて、地域活動やボランティアなども含まれています。

「パラレルキャリア」という言葉は、要するに副業・兼業などを指して使われることが多いが、ドラッカーが最初にパラレルキャリアの概念を紹介した際の説明に準ずると、教会の運営やガール・スカウトの会長、地元の教育委員会の委員など、必ずしも有給の活動に限らない。日本語で「複業」と訳されることもあり、プロボノや越境学習、ボランティアや地域活動なども含まれる。
「プロフェッショナルな働き方 フリーランス白書 2018」7P(厚生労働省,2018年)

パラレルキャリアに注目が集まっているのは、寿命が延びたことによる生涯キャリア設計の変化の中で、個人の市場価値を高める意識の重要性が高まっているからです。「LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略」(2016年,リンダグラットン著,東洋経済新報社)では、終身雇用=安泰という考え方が通用しなくなる時代では、企業や組織の評価を前提としたキャリア設計に依存しない道を模索する必要がある、と述べています。パラレルキャリアは、本業外で人脈を広げる活動に個々人が取り組むための概念として、今の時代にフィットするものであると考えられます。

パラレルキャリアの始め方、選び方

では、どのようにパラレルキャリアをスタートさせればよいのでしょうか。まずは自分がどのような志向を持ち、どんなことにやりがいを感じるのか自己分析してみましょう。パラレルキャリアは、収益を得る副業になる可能性があるものの、収益を目的とした活動ではないため、金銭的な動機以外に主体的に動けるモチベーションがあることが望ましいのです。

自分が何を望むのか、何をやりたいのか、イメージが具体化してきたら、そのイメージに合うコミュニティに属してみましょう。例えば、SNSなどを元に集う交流会やグループに参加するのもいいですし、休日を利用してイベントに参加するのもおすすめです。類似の志向を持つ仲間を作ると、自分のキャリアの指標となる人を見つけることができたり、モチベーションの向上にもつながります。

コミュニティから得られる知識やアイディアを踏まえて、自分も行動してみましょう。イラスト作成やWeb制作など、仕事ニーズの高いものの場合は、副業化できるかもしれません。そうでない場合は、ボランティア活動への参加や情報発信などから始めてみてください。いずれも、目的に応じたマッチングサイトサービスを利用すると効率的でしょう。

パラレルキャリアとSNS発信の親和性

パラレルキャリアが注目される理由として、個人の市場価値を高めることの重要性を挙げましたが、このキャリアを築いていくならば、SNSによる情報発信をおすすめします。個人として何に取り組み、どのような成果をあげているかを公開していくことで、まさに個人の価値を社会にアピールすることができます。また、アウトプットする場があると、そのための情報をインプットする必要性が出てくるため、より目的意識を持ったキャリア構築やスキル習得が促進されるでしょう。

パラレルキャリアを副業化することを念頭に置いている人は、SNSが個人の営業ツールとして活用されます。個人に帰属する人脈構築を実現するためには、ある程度自分自身の情報を公開していく意識は大切です。

パラレルキャリアは企業や組織に依存しない人生を築く

自分が何をし、どう生きたいのかについて真剣に検討しなければ、自分にとっての適切なパラレルキャリアには巡り合えません。また、収益化や継続を望むならば、情報発信や戦略構築などの工夫も必要です。こうしたパラレルキャリアへの取り組みは、企業や組織に属さない個人としての価値を高め、長寿の人生をより豊かに生きていくための地盤を固めていくことでしょう。
 

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