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2019.8.17

リスクを制するものが投資を制す!資産運用における2つのリスクとは

(写真=ADragan/Shutterstock.com)
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投資をシンプルに表現すると、その本質は「リスクとリターンのバランス」に過ぎません。リスクがあるからこそリターンを得ることができますが、リターンを得るためには一定のリスクを許容しなければなりません。できるだけリスクをとりたくないのなら、“時間”という自らの資源を活用し、リスクを抑えながら長期投資をするのが王道となります。

では、この場合のリスクとは何を表しているのでしょうか。和製英語でリスクという言葉を使うとき、私たちはつい「危険性」といった意味で使いがちで「リスクがあるから止めたほうがいい」といった使い方をします。しかしその意味では、投資におけるリスクを正しく理解することはできません。そこで本稿においてリスクの意味を深掘りしてみましょう。

投資は「リスク」への理解が9割

(写真=Elnur/Shutterstock.com)
多くの投資は、市場原理に基づいて行われています。市場原理とは、社会がもたらす過不足やアンバランスを調整し、最適化する仕組みのことです。「商品と価格」「需要と供給」「雇用者と労働者」など、さまざまなシーンで機能しています。そうした原則をベースにしているからこそ、投資家は冷静な判断ができるのであり、基本的には市場も混乱しません。

そのような市場原理を理解するために欠かせないのが、“リスク”についての認識です。とくに投資においては、リスクの特性を理解し「いかにしてリスクをとるべきなのか」を正しく判断できる人ほど、成功しやすい傾向があります。なぜなら投資における究極の目的“リターン”はつねに、リスクとのバランスによってもたらされるものだからです。

資産運用における2つのリスクとは

(写真=ilkercelik/Shutterstock.com)
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冒頭でも述べているように、詐欺的な取引でない以上、リスクのないところにリターンは存在しません。ただし、この場合のリスクとは、「投機的リスク(ビジネスリスク)」のことを意味しています。一般に使われている「純粋リスク」の意味合いとは異なります。ここであらためて、それぞれのリスクが意味する概念について、詳しく見ていきましょう。

純粋リスク

純粋リスクとは、損失のみを発生させるリスクのことです。日常会話において「そのような行動はリスクが大きすぎる」などという場合、そのリスクとは“危険性”を表しています。つまりは損失のみが発生する状況を危惧しているわけです。一般社会においてリスクといった場合、そのほとんどはこの純粋リスクのことを言っていると考えて間違いありません。

投機的リスク

一方で投機的リスクとは、損失だけでなく利益も含む概念です。株式投資などの場合では、投機的リスクを「不確実性」と表現することがあります。投資の対象が利益を生むかどうか不確実であるからこそ、リターンを得られる可能性もあると捉えられています。つまり自ら積極的にリスクをとりにいくことで、リターンを得ていくのが投資というわけです。

それぞれの違いとは?

意味合いの違いからも明らかなように、賢明な投資家がとっているリスクは「投機的リスク」です。投機的リスクにはリターンの可能性があるからこそ、損失を恐れることなく資金を投じられます。しかし対象がリターンを生まない純粋リスクと考えられるなら、1円たりとも資金を投じるべきではありません。なぜなら純粋リスクは、損失しかもたらさないからです。

リスクを回避するためにできること

以上のように適切な資産運用を実現するためにはリスクへの理解が不可欠です。純粋リスクと投機的リスクの違いを理解したうえで、どのようなリターンが得られるのかを考えつつ、適切に投資対象を見極めていくことが求められます。リスクという言葉のニュアンスに惑わされることなく、その意味を正しく把握できるように努めましょう。
 

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