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2019.8.1

長期投資がしやすいのは「投資信託」かそれとも「不動産投資」か

(写真=Monster Ztudio/Shutterstock.com)
(写真=Monster Ztudio/Shutterstock.com)
投資の世界において、資産形成のベースとなる考え方に「長期・分散・積立」というものがあります。長期・分散・積立とは、長期間にわたって資金を分散させながら、定期的に積立投資をすることです。リスクを軽減しながら安定的に資産を増やせるのが特徴になります。その点、資産運用をする際には、ぜひ意識しておきたいポイントといえるでしょう。

では、なぜ長期・分散・積立によってリスクを軽減できるのでしょうか。それは、あらゆる投資がその時々の経済状況(景気)に影響を受けるためです。未来の経済状況を完璧に予測することは不可能である以上、長期・分散・積立によって経済の上昇と下降の波を平準化させること……それが、安定的なパフォーマンスを実現するための一つの戦略となるのです。

資産形成の基本は「長期投資」

長期・分散・積立という投資の基本戦略を考えたとき、とくに重要なのは“長期投資”です。分散投資や積立投資というのは、システムや仕組みを活用すれば、それほど苦労することなく実現できます。たとえば、株や債券など複数の銘柄を対象とした投資信託を毎月購入したり、複数の不動産を定期的に買い増したりしていけば、分散投資や積立投資は実現可能です。

ただ、長期投資をするためには根気強く、忍耐力をもって取り組まなければなりません。場合によっては、途中経過を無視してでも継続しなければならないでしょう。ある意味において、「いかに長期投資を実現できるのか」が投資の成否をわけるカギになるといえるかもしれません。著名な投資家であるウォーレン・バフェットも、次のように述べています。

「ゆっくりとお金持ちになるのは簡単です。しかし、すぐにお金持ちになるのは簡単なことではありません」

長期投資という視点で比較してみよう

そこで、長期投資という観点から投資手法を比較してみましょう。ここでは、分散投資の代名詞である「投資信託」と結果的に積立投資を仕組み化しやすい「不動産投資」を取り上げます。

投資信託と長期投資

「個人型確定拠出年金(iDeCo)」や「つみたてNISA」などの制度でも活用されているように、投資信託は、長期・分散投資に向いている投資商品です。相場の状況にかかわらず、継続的に一定額を投資できれば、結果的に大きな損失を回避することにもつながります。このような投資スタイルを、投資の世界では「ドルコスト平均法(定額購入法)」といいます。

不動産投資と長期投資

金融機関から融資を受け、長期間にわたって返済していく不動産投資も長期投資を実現しやすい投資手法の一つです。とくに不動産投資の場合、返済が終わる前に物件を売却しさえしなければ、強制的に長期投資を行うことになります。しかも、その原資は入居者から得られる家賃収入が中心となるため、投資家の負担はそれほど多くありません。

“継続しやすい”という視点が大事

このように、いずれも長期投資に向いている投資方法は、投資信託と不動産投資です。しかし、“継続しやすい”という視点で考えると、やはり不動産投資に軍配が上がるでしょう。なぜなら、投資信託は不動産よりも売却しやすいからです。経済状況や市場の状況によって、「今が売り時かもしれない」「売るなら今がチャンスだ」などと考えてしまうことは避けられません。

最適なポートフォリオを組むために

このように、長期投資のしさすさという視点で考えると、投資手法の良し悪しをイメージしやすくなります。長期・分散・積立という資産形成に欠かせない要素を意識しつつ、最適なポートフォリオを考案してみましょう。その際には、それぞれの投資手法の特徴を踏まえつつ、実際に投資した場合の“継続しやすさ”にも目を向けてみることをおすすめします。
 

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