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2019.11.21

大阪IR決定までカウントダウン! 最有力の事業者はどこ?

(写真=Benny Marty/Shutterstock.com)
(写真=Benny Marty/Shutterstock.com)
大阪IRの運営事業者には、カジノやエンターテインメントで実績を持つ3社が名乗りを上げています(2019年9月時点)。これらの企業の特徴や注目点などをご紹介します。

大阪IRの予定:2019年末に事業者公募を開始、2020年春にIR事業者決定

(写真=randy andy/Shutterstock.com)
(写真=randy andy/Shutterstock.com)
IR(カジノを含む統合型リゾート)の開業エリアには、全国3ヵ所が認定される予定です。IR認定に向けて、国は2019年9月4日に「IRの基本方針(案)」を公表しました。この「基本方針(案)」は今後、正式な内容が決まりますが、大阪府の吉村洋文知事は基本方針が確定する前でも「大阪IRの事業者を公募する」との考えを打ち出しました。これにより、大阪IRのロードマップは次のようになりました。
  • 2019年11~12月頃:大阪府・市がIR事業者の公募を開始
  • 2020年春:大阪府・市がIR事業者を決定
  • 2024年:大阪IR開業(予定)
大阪府・市は、2019年11~12月に実施される事業者公募の前段階として「コンセプト募集」を実施。海外でIR施設を展開する3事業者が9月にコンセプト案を提出しました。事実上、この3社の中から大阪IRの事業者が決まるといわれています。どのような企業なのでしょうか。

IR事業者候補1:MGMリゾーツ・インターナショナル(アメリカ)

MGMは大阪IRが実現したときの有力候補と見られている事業者です。それだけにMGMの動向に国内の経済メディアや国内投資家は敏感です。

例えば、2019年8月、大阪IR事業者のライバルと目されていたラスベガス・サンズが大阪IRからの撤退を決めた直後に、MGMの会長兼CEOのジム・ムーレン氏が「大阪ファーストの方針は変わらない」とコメントしたことを日本経済新聞が報じました。また、大阪IRでMGMと提携しているオリックス株式会社の株価は、ラスベガス・サンズが大阪IRから撤退した直後に上昇しました。

MGMの基本情報も確認してみましょう。同社は世界を代表するグローバル・エンターテインメント企業の一つです。具体的な主要事業にはラグジュアリーホテル、カジノ、会議室、レストランなどがあります。つまり、IRに必要なすべてのノウハウを有しています。

展開するホテルは、アメリカ(ラスベガス、ワシントンDC、デトロイトなど)、ドバイ、マカオなどで28の宿泊施設。中でも、有名なのはラスベガスのベラージオでしょう。

MGMは日本向けの公式ホームページで、IR施設を展開するにあたり、日本文化との融合を重視することを強調しています。ジェームス・ムーレン氏は「私たちは日本文化の実に幅広い魅力を余すことなく世界の皆様にご提供したい」とコメントしています。

IR事業者候補2:ゲンティン・シンガポール・リミテッド(シンガポール)

ゲンティンは、シンガポールのセントーサ島にある「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」を運営することで知られる企業です。RWSはアジア太平洋地域の旅行業界で権威ある賞「TTGトラベルアワード」のアジア太平洋地区「ベスト統合型リゾート賞」を8年連続受賞している(2019年9月時点)クオリティーの高いIRです。

RWSの訪問者は年間2,000万人以上と、インバウンド客の約3人に1人以上がRWSを訪れるというほど、シンガポールの観光ビジネスに大きな影響を与える施設です。ゲンティンは2019年4月、RWSに約3,700億円の追加融資をすることを決定しました。さらにアジアで存在感を発揮する施設になりそうです。

リゾート・ワールド・セントーサと大阪IRは共通点が多いのが強みです。共通点として、アジア地域で展開すること、島(セントーサ島と夢洲)が立地であること、ユニバーサルスタジオとの関連性が強いことなどが挙げられます。

IR事業者候補3:ギャラクシー・エンターテインメント(香港)

2019年9月19日に発表された大阪IRのコンセプト案に参加した3社のうち、1社は非公表でした。しかし、同日の日本経済新聞では、この非公表企業は香港のギャラクシー・エンターテインメントだったと断定的に報じています。同社はIR「ギャラクシー・マカオ」を運営する企業です。

日本進出にあたり、ギャラクシーが掲げるのは「成長型のIR」です。健全なバランスシートと堅固な財務実績でIRを運営していく方針を打ち出しています。

事業者が変われば大阪IRの雰囲気も大きく変わる?

非公表だった企業を除けば、大阪IRの運営事業者はMGMとゲンティンに絞り込まれたといえます。両者の過去の実績から予想してみると、MGMに決まれば日本文化を生かした個性的なIRに、ゲンティンなら海を生かしたIRになるのかもしれません。大阪IRの事業者争いも最終コーナーに差し掛かり、どのような結果になるかが注目されます。
 

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